漫才『かき氷で頭がキーン!』

かき氷で頭がキーン!
今日は暑いね、ペンタ。かき氷でも食べようか。
うん!兄ちゃん、食べる!かき氷、大好き!
何味がいい?いちご、メロン、レモン…。
うーん…全部混ぜて山盛りで!
全部混ぜはダメだって!いちご味ね。はい、山盛り。
わーい!いただきまーす!…ズルズル…
!!!…キーンってしたー!!!
キーン?どうしたの、ペンタ?
あたまが!あたまがキーンって音がする!こわれちゃった!?
こわれてないから!それは、かき氷のせいだよ、ペンタ。
かき氷のせい?かき氷がぼくの頭をこわしたの!?ひどいよー!
違う違う!かき氷が冷たいから、脳みそがびっくりしてるだけ。
脳みそがびっくり!?脳みそってびっくりするんだ!へー!
そういうことじゃなくて!冷たい刺激に血管が反応してるの!
血管が反応…?血管って怒ってるの?こわーい!
怒ってない!びっくりしてるだけ!だから、ゆっくり食べなさいって!
ゆっくり…?ゆっくり食べればキーンってならないの?魔法みたい!
そうそう!ゆっくり食べれば大丈夫!ほら、少しずつね。
わかった!ゆっくり食べる!…パク…モグモグ…うん、おいしい!キーンってしない!
全然話聞いてなかったな、ペンタは…。ま、美味しくて良かったね。