漫才『ト音記号とヘ音記号』

ト音記号とヘ音記号
兄ちゃん!ト音記号って、なんか可愛い形してるよね!
そうだね。ト音記号は、くるんとした形が特徴的だ。
ねえ、ト音記号って、なんであんな形なの?カタツムリみたい。
カタツムリとは、また面白い発想だね。
ト音記号は、もともと「G」の文字をデザイン化したものなんだよ。
えー!Gなの!?全然そう見えないよ!
昔の楽譜では、Gの文字を音部記号として使っていたんだ。
じゃあ、ヘ音記号は?あれはカタツムリの目玉みたい!
目玉とは…ペンタは独特の視点を持っているね。
ヘ音記号は「F」の文字が変化したものなんだ。
Fなの!?これも全然そう見えない!
昔のFの字は、今のヘ音記号と少し似ていたんだよ。
へえー!記号にも歴史があるんだね!
そう。音楽の記号は、長い時間をかけて変化してきたんだ。
ねえ、ト音記号とヘ音記号って、どっちが偉いの?
偉いとか偉くないとかはないよ。役割が違うだけさ。
ト音記号は高い音、ヘ音記号は低い音を表すのに適しているんだ。
そっかー!役割分担してるんだね!
そう。二つで協力して、幅広い音を楽譜に表せるんだ。
音楽記号は、奥が深いだろう?