漫才『人懐っこい犬』

人懐っこい犬
ねぇねぇ兄ちゃん!聞いて!今日ね、公園で人懐っこいワンちゃんに会ったんだ!
へぇ!それはよかったね!どんなワンちゃんだったの?
それがね、すっごく大きくてモフモフのワンちゃん!
大きいワンちゃんかぁ。犬種は何だったの?
えーっとねぇ…忘れちゃった!でも、ずーっとぼくの周りをクルクル回ってくれたんだ!
ふーん…まあ、楽しかったなら、よかったんじゃない?
うん!それでね、ぼく、ワンちゃんの上に乗って遊んでもらったんだ!
え!?乗ったの!?大丈夫だった?
それがね…ワンちゃん、急に「クゥーン」って鳴いて、どこかに行っちゃった…グスン
ええ!?もしかして、ペンタが重かったんじゃないの?
うそだ!ぼく、軽いもん!…多分。
多分って…。大きい犬でも、急に乗られたらびっくりするよ。
そうなのかなぁ…?ぼく、ワンちゃんと遊びたかっただけなのに…。
ねぇペンタ、もしかして、しっぽとか踏んでないよね…?
え!?しっぽ!?…あっ!
あーあ…。たぶん、それだよ。
ごめんなさい…ワンちゃん…。
まあまあ。実はね、犬のしっぽは急所なんだ。だから、優しくしてあげないとね。
今度からは、優しくナデナデしてあげようね。
ワンちゃんもきっと、ペンタと遊びたいはずだよ。