漫才『コーヒーの注文が難しい』

コーヒーの注文が難しい
兄ちゃん兄ちゃん!ぼくね、この前ひとりでスタバっていうお店に行ったんだ!
えっペンタが一人でスタバに?大丈夫だったのか?
それがね、注文が難しくって!まるで外国語みたいでさ、ペンタ泣いちゃった!
外国語?そんなに難しい注文だったのか?
サイズがね「トール」とか「グランデ」とか!なんで普通にMとかLじゃないの!?
ああ、あれはイタリア語が由来なんだよ。覚えれば大丈夫だって。
へぇ兄ちゃん物知り!でもね、その後がもっとすごいんだから!
ほう、何があったんだ?
「ドリップコーヒー」を頼んだら「本日のコーヒーは〇〇です」って!毎日違うの!?
そうだよ。日替わりでいろんな豆の味が楽しめるんだ。いいじゃないか。
そうなの?じゃあ次は「いつもの!」って頼めばいいかな?かっこいい!
いや初めて行った店で「いつもの」は通じないだろ!店員さん困っちゃうよ!
そっかあ。あとね、なんか色々変えられるんでしょ?ミルクとかシロップとか!
うん、カスタマイズっていうんだ。自分好みの味にできるんだよ。
じゃあぼく「牛乳多めの牛乳抜き」で!
牛乳抜きでどうやって牛乳を多くするんだ!矛盾してるだろ!
えーだめなの?じゃあ「氷少なめの氷マシマシ」は!?
それも無理だよ!なんで量を減らしてから増やそうとするんだ!
うう、やっぱりスタバは難しいなあ。ぼくにはまだ早かったみたい。
まあまあ。最初はみんな戸惑うものだよ。今度一緒に行ってやるからさ。
ほんと!?やったあ!じゃあ兄ちゃんが注文してね!ぼくは隣で見てる!
結局オレが注文するのかい!まあ、ちゃんと教えてやるからな。