漫才『小籠包』

小籠包
兄ちゃん!今日はぼくの大好物、小籠包の話をしよう!
お、いいねペンタ!小籠包、美味しいもんな!
うん!見てて、こうやって一口で…あむっ!あちちちち!!
こらペンタ!いきなりかぶりついたら熱いスープでやけどするだろ!
うぇーん!口の中がファイヤーだよぉ!涙が止まらない!
もう、大げさだなあ。レンゲに乗せて、皮を少し破って食べるんだよ。
皮を破るの?中の美味しい汁が出ちゃうんじゃない?
そう、その美味しい肉汁スープを先に少し飲むんだ。それが醍醐味だよ。
へぇー!知らなかった!じゃあ、そーっと…あつっ!やっぱり熱い!
うわーん!熱くて美味しいけど涙が出るー!ほっぺが落ちそう!
だから少し冷ましてって言ってるだろ!どんだけ熱いの好きなんだ。
この上のキュってなってるところ、なんでひだひだがあるの?
あれは餡を包む時にできるひだだよ。綺麗に包む技術がいるんだ。
すごい!職人技なんだね!ぼくも練習してペンギン饅頭作る!
ペンギン饅頭?…まあ、形は似てるかもしれないけど…。
できた!兄ちゃん見て!ぼくのペンギン饅頭!…あれ?ただの雪玉?
それはただの雪だまじゃないか!全然違うよ!
あーん!また熱い!小籠包はぼくを泣かせにきてる!
いやいや、自分で熱いって分かってて食べてるだけだから!
熱々もいいけど、ちゃんとふーふーして、美味しく食べような。