漫才『無限ピーマン』

無限ピーマン
なあペンタ、今日の晩ごはん、無限ピーマン作ってみないか?
無限ピーマン!やったー!永遠に食べられるピーマンだよね!兄ちゃん!
いや、永遠には無理だよ。なんでそうなるんだ、ペンタ。
だって「無限」でしょ?食べても食べてもなくならない魔法のピーマン!すごい!
そんなわけないだろ。美味しすぎて無限に食べられそうって意味だよ。
え、そうなの?じゃあ、食べたらぼく、空を飛べるようになる?ピーマンパワーで!
飛べないよ!ピーマンはビタミンCとか豊富だけど、空は飛べないからな。
そっか!じゃあ作り方!ピーマンをレンジでチンしたら、勝手に増えるんでしょ?
増えない増えない!材料混ぜて加熱するだけだって。錬金術じゃないんだからさ。
もしかして、ピーマンが無限に好きになる魔法の呪文?むげんぴーまん!って!
いや、呪文でもないけど…まあ、ピーマン苦手な子も食べやすいとは思うぞ。
じゃあさ!無限ニンジンとか!無限お魚!とかも作れる!?ぼく天才かも!
材料を変えれば作れるけど、名前がそうなるかは知らないよ…。
じゃあ、無限おこづかいは?レンジでチンしたらチャリーンって!
それは絶対に無理!というか、お金をレンジに入れたら危ないだろ!やめなさい!
えー、無限じゃないのかあ。がっかりだなあ。じゃあなんで無限って言うのさー。
だから、美味しすぎてお箸が止まらない、無限に食べられそうってことだってば。
そっか!じゃあ、ぼくが食べ始めたら、兄ちゃんも無限にツッコミしちゃう!?
それはペンタがおかしなこと言うからだろ。
まあ、美味しいのは確かだから作ってみるか!ただし、食べすぎには注意な!