漫才『ネオン(Ne)』

ネオン(Ne)
今日は元素記号10番、ネオンについて話そうか、ペンタ。
ネオン!知ってる!夜にピカピカ光る看板のやつでしょ!かっこいい!
よく知ってるね。でもネオン自体が色を持っているわけじゃないんだよ。
えっそうなの?じゃあなんで光るの?魔法?
魔法じゃないよ。ネオンガスが入った管に電気を流すと、赤橙色に光るんだ。
へぇー!電気で光るんだ!じゃあ、ぼくに電気流したら光るかな!?
それは絶対にダメ!危ないから!ペンギンは光らないよ!
ネオンはね、「希ガス」っていう元素の仲間なんだ。空気中にも少しだけ含まれてる。
キガス?キガスマスクとかするの?吸ったら変な声になるやつ?
それはヘリウムガスだよ。希ガスは他の物質とすごく反応しにくいって意味なんだ。
反応しにくい…ってことは、お友達を作るのが苦手なのかな…なんだか寂しいね…。
いやいや、そういうことじゃなくて、安定してるってことだよ。それがネオンの良いところなんだ。
豆知識だけど、ネオンサインの光の色、実は全部がネオンじゃないんだ。
ええっ!?そうなの?ネオンサインなのに、ネオンくんだけじゃないの!?
そうだよ。赤橙色以外は、アルゴンとか他のガスを混ぜて色々な色を出してるんだ。
へぇー!じゃあ街のキラキラは、色んな元素が協力してるんだね!チームワークだ!
その通り。ネオンは普段はおとなしいけど、電気の力で輝く面白い元素なんだ。
じゃあぼくも、兄ちゃんの電気みたいなツッコミで輝けるかな!ピカー!
オレは電気じゃないし、ペンタはもっと普通にしててくれるのが一番だよ。
ネオンの話は面白かったかな?今日はここまで!