漫才『天気予報』

天気予報
なあペンタ、明日の天気予報見たか?遠足だから気になるよな。
見た見た!ぼく、天気予報士さんのモノマネできるんだ!えへん!
「明日の天気は、晴れのち、アイスクリーム!」ってね!美味しい!
アイスクリームは降らないだろ!ちゃんと天気を言ってくれよ。
えーとね、降水確率100%だって!大変だ!バケツをひっくり返したみたいに降るの!?
100%は「必ず雨が降る」って意味で、雨量の多さじゃないんだ。落ち着けって。
ちなみに天気記号の「快晴」は、雲の量が空全体の1割以下の時を言うんだぜ。
へえ!じゃあ未来の天気予報は「明日は雪、時々、温泉!」かな?あったかい!
温泉は天気じゃないから!予報の範囲を超えてるぞ!
そっかあ。雨かあ。お魚たくさん捕まえる遠足、楽しみにしてたのに。。。
まあまあ、雨でも水族館に行くかもしれないって!魚はいっぱい見れるさ!
ほんと!?やったあ!じゃあ、てるてる坊主を逆さまに吊るして雨乞いしなきゃ!
いやいや、晴れてほしいんだろ!?逆さまにしたら雨乞いになっちゃうよ!
あ、そっか!うっかり!じゃあ、兄ちゃんにてるてる坊主の顔描いてもらおう!
オレが描くのか?まあいいけどさ。どんな顔がいいんだ?
ぼくみたいな可愛い顔!あと、太陽みたいにピカーって光る感じ!
注文が多いなあ!絵の具じゃなくてただのペンだぞ。
兄ちゃん、虹ってどうして七色なの?不思議だなあ。
太陽の光が空気中の水滴で分かれて見えるからだよ。光の波長の長さが違うんだ。
まったく、ペンタはすぐ話が飛ぶなあ。まあ、明日少しでも晴れるといいな!