漫才『牡蠣小屋』

牡蠣小屋
ねえ兄ちゃん!ぼく、カキ小屋っていう夢の国に行ってみたいな!
おお、牡蠣小屋か!いいな、美味しい牡蠣をたくさん食べられるぞ。
カキ小屋って、お家が全部大きなカキでできてるの?キラキラしてる?
いや、建物は普通だよ!中で牡蠣を焼いて食べられるお店のことだぞ。
そっか!じゃあ殻ごとバリバリ食べるんだね!歯が鍛えられそう!ワイルド!
危ないからやめて!殻は食べられないよ!身だけを食べるんだ。
へえー!じゃあカキって、夜になるとパカッて開いて星を眺めるんでしょ?
眺めないよ!それに基本的にずっと水の中にいるからね、牡蠣は。
水の中!?じゃあ息継ぎはどうするの?シュノーケルつけてる?
牡蠣はエラ呼吸だから大丈夫なんだよ。ペンギンとは違うんだ。
わかった!カキって海のミルクなんでしょ?飲むとおっきくなれる!?
栄養満点ってことだよ。特に亜鉛とかタウリンが多いんだ。背は伸びないかも。
えー、背が伸びるミルクじゃないのかあ。がっかりだなあ。
じゃあ、牡蠣小屋では自分で海に潜って好きな牡蠣を捕まえるんだね!?
いやいや、お店の人が用意してくれるんだって。安全に楽しむところだよ。
自分で捕まえちゃダメなの!?網とか持っていこうと思ったのに!
気持ちはわかるけどね。養殖とかされてる大切な牡蠣だから。
まあ、細かいことはいいから!美味しい牡蠣、楽しみにしようぜ!