漫才『カップ麺の自販機』

カップ麺の自販機
兄ちゃん見て!カップ麺の自販機だ!すごい!夜食にぴったりじゃない?
ああ、珍しいね。昔はスキー場とかサービスエリアによくあったんだよ。
へえー!なんで今は少ないの?人気ないの?
うーん、コンビニが増えたのもあるし、お湯の管理や衛生面で手間がかかるからね。
そうなんだ!でもぼく食べたい!えーっと、じゃあ「南極シーフード味」にする!
ペンタ、そんな味あったか?よく見てみなよ。
あれ!?お金入れたのに商品が出てこないよ兄ちゃん!どうしよう!
落ち着いて。ボタンはちゃんとお湯が出るまで押し続けないとダメなんだよ。
そうなの!?知らなかった!もう一回!(ボタンを押し続ける)
あっ!出てきた!いい匂い!熱々だー!
よかったな。火傷しないように気をつけるんだぞ。
いただきまーす!…ずるずる…ん?あれ?なんか麺が固いような…?
もしかしてお湯、ちゃんと線まで入れたか?少なかったんじゃないか?
うう…お湯ちょっと少なかったかも…悲しいなあ、楽しみにしてたのに…。
食べる前からそそっかしいからだよ。少し待てば柔らかくなるかもしれないだろ?
そっか!じゃあ、歌でも歌って待ってようかな!カップ麺の歌!
歌うのはいいけど、周りの迷惑にならないようにな。全くもう。