漫才『夜中にひとりでトイレに行けない!』

夜中にひとりでトイレに行けない!
兄ちゃん…あのさ、ぼく、夜中にひとりでトイレに行けないんだ。
え、そうなの? どうして行けないんだい?
だって、暗いんだもん! 暗闇から手が出てくるかも!
手なんか出てこないよ。それはペンタの想像だよ。
でも、ドアが勝手に開くかもしれない!
ドアは勝手に開かないよ。鍵をちゃんとかけてるだろ?
やだー! なにか出る気がしてやだー!
大丈夫だよ。怖いものは何もいないから安心して。
ほんとに? 物音とかしたらどうするの?
それはたぶん、家がきしむ音だよ。温度で木材が縮んだりする音なんだ。
やだー! それでもこわいー!
まあ、慣れるまでは少し怖いかもしれないね。でも、すぐそこだから頑張ろうよ。